2017年07月12日

平成28年中、金地金の密輸事案等の検挙事例から、暴力団による、規制や制度の間隙を狙った「表に出にくい、利益率の高い」新たな資金獲得活動が出現し、広まっている状況がうかがわれる。

[事例1]

暴力団構成員が外国との税制度の違いを悪用し、税金のかからない香港において金地金を買い付け、手荷物に紛れ込ませたり、プライベートジェットを利用したりして国内に持ち込み、税関の検査を逃れ、日本国内で売却することにより消費税分の利益を上げようとした事件(警視庁、沖縄県警)

[事例2]

生活保護受給者は医療費が無料になる制度を悪用し、生活保護を受給するC型肝炎患者が処方された薬を暴力団が入手し、医薬品買取業者に転売し利益を上げていた事件(警視庁)

(「平成28年における組織犯罪の情勢」(確定値版)、警察庁組織犯罪対策部組織犯罪対策企画課作成 から)